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オーリャ!

 ブラジル北海道協会の創立75周年式典で、県人会繁栄のカギを垣間見た。当日は運営に汗を流す若者が多く、活発な様子が伺えた。
 彼らが積極的に県人会活動に関わろうとする理由は〃母県への恩返し〃だったようだ。
 青年部「ひぐま会」の鈴木幸会長は県費研修で訪日した際、「母県のYOSAKOIグループから多数のはっぴを頂いた」と感謝を口にし、母県との絆をより強く感じたよう。
 また8月に創立65周年を祝った宮崎県人会でも青年の姿が目立ち、元研修生らが「家族のように親切にしてくれた」と話していたのを思い出した。
 大前提は研修・留学制度などで訪日する機会があること。日本ならではのおもてなしに触れる体験が、県人会の活動に還元される。効果はすぐに表れないが、今一度制度の在り方を見つめ直してほしい。(祐)

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