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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年5月7日付け

 ブラジルの国政の中枢に初の日系人、柳井ジョルジ氏が入った。
 「末っ子でおとなしかったのに」と喜ぶ母・綾子さん(87.広島)は、クリチバで健在だ。
 1932年に「らぷらた丸」で来伯。北パラナのコーヒー農園に入植。
 高拓生だった柳井正至氏と結婚、同州バンデイランテス市で4人の子供をもうけている。
 「母は子育てに苦労したと思う。私をカゴで背負って農園に連れて行き、仕事をしていた」と柳井氏は振り返る。
 典型的な農業移民の家庭に育ち、コロニアへの思いも強い。もちろん堪能な日本語を話す。
 「この喜びをブラジルで苦労した全ての日本の母に捧げたい。自分の息子がこの重職に就いたと思ってほしい」
 9日は「母の日」。笠戸丸から102年目に贈られた全伯のママイへのメッセージだ。(剛)

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