水野昌之さん入選＝武本文学賞、随筆部門

ニッケイ新聞　２００７年１１月２３日付け

　第二十五回武本文学賞の選考結果が、このほどブラジル日系文学会から発表された。応募数は全部門で二百十編だった。随筆部門は初投稿の水野昌之さんが入選した。入賞作品は「ブラジル日系文学」第二十八号に掲載される。授賞式は来年三月の予定。
◇小説＝佳作「ニート氏」（加藤武男）、同「ひと夏の出来事」（中村茂）、同「四十年目の復讐」（富岡絹子）。
◇随筆＝入選「情報源となった記憶」（水野昌之）、佳作「民間大使」（駒形秀雄）、同「荷車の唄」（広川和子）、同「片道切符奥アマゾン」（川田敏之）。
◇翻訳＝佳作「欲望」（佐東三枝）、同「貪欲者」（小野寺郁子）、同「欲張り」（鯖戸みや）。
◇短歌＝入選「遥かなる木霊」（高橋有三）、佳作「桜特集」（梶田きよ）、同「白亜の病院」（平川忠志）。
◇俳句＝佳作「余生安閑」（増田恆河）、同「麦の秋」（高岡輝）、同「夢と希望」（村岡まさ恵）、同「さえずり」（浦旗都家子）。
◇川柳＝入選「迷走旅情」（土佐政己）、同「夕映えの画布」（藤井憲子）、同「人生」（藤倉澄湖）。
◇詩＝佳作「牧歌」（松井太郎）、同「期待」（宇田口一）、同「トマテ」（森淳介）、同「秋の蝶」（前田昌弘）。
◇コントス＝佳作Ｆ・ハンダ、同Ｔ・オダ。◇ハイカイ＝入選Ｒ・アロンソ、佳作Ａ・ムラタ、同Ｆ・ハンダ、同Ｎ・パヴェシ、同Ｔ・オダ。◇ポエジア・リブレ＝入選Ｏ・アモリン、佳作Ｆ・ハンダ、同Ｌ・クメ、同Ｔ・バルセロ、同Ｍ・サクリニ。