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第4回山形民謡コンクール=「毎回歌うのが楽しみ」

ニッケイ新聞 2007年11月30日付け

 ブラジル山形県人会(荒木克弥会長)主催の「第四回山形民謡コンクール」が十五日午前九時からサンパウロ市の宮城県人会館で行われた。山形民謡だけで競われる同コンクール。今年は約百人の唄い手が出場し、日頃鍛えた自慢の喉を披露した。
 当日は参加者全員の花笠音頭で華やかに開会。寿の部(九〇歳以上)、金寿の部(八九~八〇歳)、幼年の部(九歳以下)、銀寿の部(七九~七〇歳)、高年の部(六九~四〇歳)、壮青年の部(三九~一〇歳)、優勝の部に分かれてそれぞれ競った。
 参加者は尺八や三味線の伴奏にあわせ、「真室川音頭」「花笠音頭」「新庄節」など山形の代表的な民謡を披露。昼休憩の時間には、レジストロの少年少女の舞踊や佐藤グループの太鼓演奏などが行われ、同コンクールを盛上げた。
 寿の部に参加した右田守幸さん(91)は「十年ほど前からサンミゲールで練習しています。毎回楽しみに取り組んでいます」と満足した表情で話した。
 荒木会長は「来年も開催して、これから先も続けて行けるようにしたい」と抱負を語った。
 入賞者は以下の通り。=【寿の部】田平文子、【金寿A】榊原真治、【金寿B】池泉三郎、【幼年】横口フェルナンダゆかり、【銀寿A】坂川悦子、【銀寿B】斉藤登、【高年】渡部幸子、【壮青年】山崎也寸志、【優勝】塩野彰、【最優秀賞】山崎也寸志(敬称略)。

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