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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2007年12月1日付け

 四百八十万枚――。来年三月に発行される日伯交流年及び移民百周年記念硬貨の発行枚数だ。財務省から先月、正式に発表された。
 これは多いのか、少ないのか。調べてみると同記念硬貨と同じ額面五百円でニッケル黄銅製だった硬貨は三種類あった。
 ひとつは〇二年の日韓Wカップ記念硬貨で計三千万枚。続いて〇五年の日本国際博覧会記念硬貨が約八百二十万枚。今年発行された南極地域観測五十周年記念硬貨は六百六十万枚だった。
 これらを比べると百周年硬貨は残念ながらもっとも少ない。しかし同硬貨が本格的な百周年イベントを前に発行されることは、日本社会によい宣伝効果を期待できるのは間違いない。
 この硬貨の発行で少しでも百周年について関心をもつ日本の人が増えるならば、それはそれで額面五百円以上の〝効果〟といえるだろう。(泰)

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