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ニッケイ新聞 2007年12月21日付け

 浜松市のレストラン店主強盗殺人事件で初の国外犯処罰の判決が出たことについて、日本時間の十九日、外務省報道官が会見、「初めての事例として今回判決が下されたことについては意義深いと思う」と評価した。一方、犯罪人引き渡しの司法協議については、自国民引き渡しを認めていないブラジル憲法の規定に触れ、「日本で犯罪を犯し、かつ帰国してしまうブラジル人の処罰という観点で言えば、この犯罪人引き渡し条約そのものが直接効果をもたらすことは残念ながらないと思う」としながらも、司法・警察当局間の協力に向けた協議は今後も継続していく意向を示した。
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 大相撲一月場所の番付が二十日に発表された。ブラジル出身三力士のうち、十一月場所で幕下西四十一枚目だった孝東(玉ノ井)は東三十三枚目へ。先場所全休の魁ノ浜(友綱)は西八十枚目、三勝四敗負け越しの魁聖(同、西五十六枚目)は東六十九枚目。
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 日本のキリンホールディングス株式会社が先日、二〇〇六年の世界主要国ビール消費量を発表した。一位は中国で四年連続、以下米国、ロシア、ドイツと続き、ブラジルは第五位。日本は六位。ブラジルは前年からひとつ順位を下げたが、ここでもBRICsは好調。ただ、国民一人あたりで見ると、ブラジルは三十四位、約五十二リットル程度で、〃意外と〃少ない。一位はチェコで、百六十一リットル。

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