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百周年事業=若者25人を日本に招聘=日本のポップ文化学びに

ニッケイ新聞 2007年12月28日付け

 在ブラジル日本国大使館(ブラジリア)に赴任した広報文化班、早川咲子一等書記官(39、千葉県)があいさつのために二十日、来社した。
 ブラジルには二度目の駐在。一度目は九三年から二年間、ベレン総領事館に。今回は四月から。ブラジルの印象を「バイタリティのある国」とし、ポ語に堪能なことから「到着した次の日から二世ですか、と聞かれた。外国人として来ている気がしない国」と表現した。
 百周年関係では、来年二月には日本のポップカルチャーに関心のある、三十五歳ぐらいまでのブラジルの若者二十五人を日本に二週間ていど招へいするプログラムを開始するという。
 ブラジル内公館で候補者をつのり、すでに最終選考に入っているという。秋葉原や下北沢などのポップカルチャーやサブカルチャーの発信地を視察し、歌謡曲やマンガ、アニメ関係者と懇談する予定。
 これは〇四年九月の小泉純一郎首相(当時)来伯時に共同声明として発表されたもので、〇五年五月にも改めて「文化・教育交流に関する覚書」において、「今後五年間で一千名を超えるブラジル人学生及び青年を日本に招へいする」と明記されたプログラムの一環だという。
 早川書記官は「最優先案件は百周年です」と襟を正した。

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