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ディープに初の子=母親はブラジル産馬

ニッケイ新聞 2008年1月23日付け

 【北海道新聞、日高】G1七勝など輝かしい戦績を残して昨年、安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたディープインパクト(六歳)に初めての牡(おす)の子供が十九日夕、日高町門別の下河辺牧場で生まれた。
 鹿毛(かげ)の子馬は体高一メートル余り。出産はスムーズで、生まれて二十分後にはしっかりと立ち上がった。繁殖を担当する下河辺行雄さんは「生まれて二、三時間で跳びはねていた」と名馬の素質を感じる。現在は牧柵内を走り回り、やんちゃぶりを発揮する。
 同牧場の繁殖牝馬約百頭の中でも、母馬のビーフェアー(十二歳)はブラジルのG1を三勝した期待の星。下河辺さんは「南米の血が加わってどんな走りをするか楽しみ」と声を弾ませる。
 社台スタリオンステーションによると、ディープの産駒は九日に新ひだか町の鳥井牧場で初子が生まれ、下河辺牧場が三頭目。

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