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長崎県人会定期総会=野口新会長を選任=6月、45周年記念式典=迫る開催費用の工面=若い世代が参加できる場作りを

ニッケイ新聞 2008年2月26日付け

 ブラジル長崎県人会の定期総会が二十四日、同会会館で開かれ、任期満了に伴う役員改選が行われた。現職の中野恵一会長と一部の役員らから推薦を受けた野口圭三氏(69・サンベルナルド市在住)が候補に立ち、出席会員による多数決投票で、野口氏が二十八対四の大差をつけて会長就任を決めた。野口新会長は「前途多難で大きな責任を感じている。会員皆様の協力を得たい」と抱負を述べた。同県人会は、六月、創立四十五周年記念式典を挙行するが、数万レアルに及ぶ費用工面の見通しがまだ立っていない。野口新会長ら新執行部にとって大きな課題である。
 同総会に先立ち、合同役員会が今月十日開かれた。その際、中野さんは役員らから、「会を〃刷新〃する必要がある」として会長職の降任を求められたという。代わりに新会長として、野口氏ら数人の名前が候補にあげられた。
 これに関して中野氏は、「私は会長辞退を了承していない」とし、この日役員らの思惑とは裏腹に立候補を表明。野口氏との一騎打ちになった。
 「正々堂々と戦いたい」――。そう手を挙げて自薦した中野氏。選挙後、「負けたものはしょうがない。楽になったよ。まじめにやるほうがダメだな。今年の記念式典も新執行部の責任になるよ」と無念な表情を浮かべた。
 一方、野口新会長は「これまでずっと(会長就任の話を)辞退していたが、今回は役員から熱心な誘いを受けたので引き受けることにした」と話した。
 選挙に先立ち、県人会の世代交代のあり方について、熱心な話し合いがもたれた。「どうして若い人が県人会に来ないのかを本気で考えるべきだ」。「今の県人会は若い人が集まりにくい雰囲気だ」との声が続出した。
 こうした声に、野口新会長は総会後「若い世代との対話を積極的に進め、彼らが求めていることを理解することが必要だ」との考えを示した。また役員の一人が、「一世は二世に教えないこと。過去の経験と栄光を押し付けないこと」といった項目の文を読みあげると、それに賛同する大きな拍手がおこった。
 この他、今年六月二十二日に聖市内でおこなう県人会創立四十五周年記念式典の式典費用についても議論が集中。開催まで四カ月ほどに迫っているが、式典費用の工面に見通しが立っていない現状が報告された。
 前執行部側が作成した今年度の事業予算には、日伯交流費として「(食事代の)千五百レアル」(中野さん)が式典費用に計上されたが、出席会員からは「これだけでは絶対足りない」との指摘が矢継ぎ早に出された。そのため、野口会長をはじめとする新執行部が特別事業予算を新たに組むことになった。
 野口新会長はすぐにでも母県に助成金を要請する考え。数万レアルに及ぶ式典費用を短期間にどのようにして工面するか――。大きな課題が突きつけられてのスタートとなった。
 第一副会長には栗崎邦彦氏、第二副会長には大河正夫氏が就いた。

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