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第2総合診療所が落成=援協経営=日伯友好病院の近くに

ニッケイ新聞 2008年2月29日付け

 昨年末から改装工事を進めていた日伯友好病院の第二総合診療所の落成式が、二十七日午後行なわれた。病院近隣にできた真新しい診療所の門出を祝福しようと、病院関係者や理事など約四十人が参加した。
 森口イナシオ援協会長は、今年が移民百周年と友好病院の設立二十周年記念にあたると強調。その上で、「改装前の診療所では待ち時間が長くなるなどして利用者から苦情の声が聞かれたことがあった。今回の改装をきっかけに、一人ひとりの職員が責任を感じて、よりサービス向上に務めてもらいたい」と激励した。
 同診療所には十六の診察室を設置。一般内科、麻酔科、アレルギー科など全二十三科で対応する。最新型テレビを備えた待ち合い室なども用意し、受け付けカウンターも清潔で機能的にした。改装費用は五十万レアル。
 関係者によれば、同診療所は毎月六千人の患者に対応可能。開業は三月三日から。平日の診療時間は午前七時から午後七時まで。土曜日は午前七時から午後一時まで。
 同病院はこのほど改修した診療所を含めて、近隣に七つの外来診療所を経営。利用者の増加にあわせて、近隣の民家を随時購入して改装したものだ。それぞれが心臓科、産婦人科、皮膚科、歯科などを専門にしている。
 落成式ではブラジル人神父が聖書を読み祝福。同病院元事務局長の山下忠男援協理事の音頭で乾杯し、日本食を囲んで歓談した。

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