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日本情緒溢れます=ピラール、農畜産展PR

ニッケイ新聞 2008年3月1日付け

 ピラール・ド・スル市主催の第十二回農畜産展が、三月六日から九日まで四日間、市内のイベント広場で開催される。同地の文化体育協会の後援。名産のぶどう、柿やマラクジャなどの即売ほか、野菜販売も充実。牛、ヤギ、馬、羊などの畜産の品評会がある。
 移民百周年にちなんで、会場の装飾も日本風。鳥居の模型やたくさんの提灯が並ぶ。さらには同地に入植した日本人移民の歴史を綴る写真展も行う。日語校の生徒の書や絵画なども展示。「市の意向もあって今年は日本情緒に溢れています」と関係者。
 毎年約三万人ほどが来場。会場では焼きそばや寿司、天ぷらなどの日本食が振舞われる。また開催中、連日夜にブラジル人音楽グループのショーもある。
 案内に来社した阿部勇吉文協会長、豊田一夫書記担当、南満学務理事は「今年も美味しいブドウが採れている。値段も求めやすい。ご家族友人を誘い合ってぜひお越しください」と来場を勧めている。入場無料。
 開催時間、六日=午後九時(開会式とショー)、七日=午後八時、八日=午前十時、九日=午前八時から。七、八、九日夜にはロデオショーも。問い合わせなどは同文協電話(15・3278・1183)まで。

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