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大水害、農地が冠水=オキナワ移住地、2年連続

ニッケイ新聞 2008年3月5日付け

【沖縄タイムス】ボリビアのオキナワ移住地は一月中旬から二月初旬にかけて、同移住地の東側を流れるリオ・グランデ川のはんらんで大水害に見舞われ、多くの農地が冠水した。
 コロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO=比嘉武浩組合長)が組合員を対象に行った被害調査によると、総作付面積二万三千二百七十八ヘクタールのうち、作物が水害の影響を受けたのが三千九百九十一ヘクタール、壊滅状態になったのが三千六百九十五ヘクタールで、作目は、主に大豆である。
 オキナワ日本ボリビア協会(宮城和男会長)が組合に加入していない農家を対象に行った被害調査では、牧草地および農地を含め被害面積は二千八十ヘクタールで、合計すると被害面積は約九千七百六十六ヘクタールとなっている。
 被害は第一移住地が大きく、昨年も水害に見舞われたオキナワ移住地は二年連続の被害となり、経済的損失は計り知れない。

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