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鹿児島県研修生=第9期生4人が来伯=「鹿児島の顔として」

ニッケイ新聞 2008年3月14日付け

 ブラジル鹿児島県人会創立九十周年を機に始まり、次世代リーダーの育成と、ブラジルと母県との交流を目的とした「鹿児島県農業・語学研修生制度」の第九期生四人が十日に着伯し、同県人会関係者と顔合わせをした。
 情報誌「ブンバ」で研修を行う予定の齊藤直丈さん(26)は「兄がブラジルに滞在していたので、来たかった」と研修応募の動機を話し、「今回の研修が、日本に帰ってからもプラスになれば」と抱負を語った。
 下松八重ひとみさん(24)は、サンパウロ新聞社で記者として研修する予定。「昔から海外に出たかった。現地の人と話してポ語が堪能になりたい」と希望を表す。
 ニッケイ新聞社で秘書の研修を行う有島弥生さん(23)は「初めての海外で、見るもの全てが新鮮。ブラジル文化を学び、友達をつくり色々経験したい」と話した。
 上甫木久美子さん(かみほぎ、28)は、現在研修先を探しているところだが、「大学や仕事先で日系ブラジル人と出会う機会が多かった。自分の中で色々吸収したい」と述べた。
 園田昭憲同県人会会長は「鹿児島の顔としての自覚を忘れないで行動してほしい」とエールを送った。

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