ホーム | 日系社会ニュース | 本場のYOSAKOI祭りに=ロ市=グルッポ・サンセイが出場

本場のYOSAKOI祭りに=ロ市=グルッポ・サンセイが出場

ニッケイ新聞 2008年4月5日付け

 【既報関連】北海道札幌市で六月に開催される「第十七回YOSAKOIソーランフェスティバル」に、ロンドリーナの「グルッポ・サンセイ」(城間ミチ代表)が招待参加することが決定した。昨年七月の第五回ブラジル大会で三連覇を達成した同チーム。ブラジルから日本の大会に参加するのは初めてのこと。
 札幌での大会は六月四日から八日まで開催され、日本全国から五百チームが出場する見通し。昨年は三百四十一チーム、四万四千人が参加、期間中のべ二百万人が観覧した同市の一大イベントだ。
 日本移民百周年を記念したブラジルからの参加は、ブラジルYOSAKOIソーラン協会が昨年から交渉を進めていた。昨年の第五回大会には、日本の組織委員会から担当者が来伯。このほど、グルッポ・サンセイの招待参加が正式決定した。
 同チームからは二十七人の踊り手、二人の歌い手が訪日。期間中、市内各所の会場で踊るほか、上位八チームによる決勝の舞台にも出場する。このほか、滞在中には埼玉、群馬で開かれる交流会でも踊りを披露する予定。
 日本までの飛行機代はブラジル側協会の飯島秀昭前会長が支援するという。同チームでもバザーなどを開いて資金作りを進める計画だ。
 招待が決まり「皆よろこんでいます」と話すのは、団長として訪日する古川クラウジオ静夫さん。本番に向け「気合いを入れて練習しています」と意気込みを語った。

image_print