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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2008年4月9日付け

 昨年のトメアスー村(パラー州)の敬老会の反省は「高齢者参加型」にしよう、であった。それというのも、招待された七十歳以上の高齢者五十五人のほとんどが元気だったからである▼敬老会の儀式にさきだって、アマゾニア援協十字路病院の医師、看護師たちが、全員の無料健康診断をおこなった。所要時間二時間。その結果、足腰が弱くなったり、血圧が少し高めな人はいたものの、全体的には年齢相応の健康状態だったそうだ。この年齢相応の、というのがなかなかいい▼さて、文協婦人部や農協婦人部の手作りによる料理や菓子を囲んだ会食のあと、アトラクションの時間。全伯どこの敬老会も似たようなもので、日本語学校の生徒・児童の歌、踊り、婦人部の日本舞踊と続く。締めくくりは会場全員の盆踊り、「ふるさと」の斉唱▼主催者の文化農業振興協会と援協の世話役たちは、踊りや歌などとともにプログラムにあったゲーム遊びに人気があったことに着目したようだ。高齢者自身が頭を使って、身体を動かすこと、ある程度身体が動く人は、これこそ望んでいる。世話役たちは、高齢者たちに観て楽しんでもらうことも大切だが、高齢者自身が参加するほうが盛り上がる、と見て取った。今年は、ぜひその線で企画したい、ということである▼型どおりというのは、飽きがくる。招かれて敬ってもらう人参加型の敬老会には、おそらく、当事者たちも異存がないことだろう。ほかの敬老会を企画する人たちの参考にならないか。(神)

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