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東西南北

ニッケイ新聞 2008年4月23日付け

 連休中は家族が別々の場所に出かけ、携帯電話で連絡を取り合ったという例も多いと思うが、この一年で携帯電話利用者は約七十五%増え、一億二千五百八十一人に。サンパウロ市では、五~九月にかけ、地下鉄の中でも使えるようにしていくというが、一人静かにしたい人には邪魔になるかも。
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 所得税の確定申告の締め切りが迫っている。四月三十日の二十時までだが、ぎりぎりになると、申告が集中するため、昨年中の年収が一万五七六四・二八レアルを超える人で、まだ申告を済ませてない人はお早目に。遅れると一六五・七四レアルの罰金が徴収される。
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 TVや新聞ではイザベラちゃんの関連報道が続くが、イザベラちゃんの母親がマルセロ神父のミサや特別集会に参加した様子も同時に報道。二十一日の特別集会はサンパウロ市インテルラゴスのサーキット場で行われたが、暴力に反対し、平和を訴える集会参加者は三百万人とも。家庭内暴力などによる子供の死者は年四千人に及ぶというが、子を思い、命を思う心が薄くなってきている証拠か。
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 十九日夜、サンパウロ州リベロン・プレットで双発機が墜落したが、乗っていた五人はケガだけで済んだ。機械の故障か燃料切れかは不明。一方、ヘリウムガスを充満した風船一千個をつないで、二十日午後、パラナ州パラナグアを出発した四二歳の神父は、同日夜八時四十五分の交信後、連絡が途絶えた。神父は、風船による滞空時間の世界記録(二十時間)に挑戦していたが、最後の交信で、高度が下がってきており、サンタカタリ―ナ州北部の海上に墜落すると話していたことから、交信直後から捜索を開始。二十一日夜の時点ではまだ、発見されていない。

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