辻一夫氏

ニッケイ新聞 2008年6月3日付け

 ロライマ州で現地日本人会の会長を務めた辻一夫さんが先月三十一夕方、サンパウロ病院で内臓ガンのため亡くなった。七十四歳。
 辻さんは熊本県出身で一九五四年六月ベレン着のあめりか丸で来伯。マナカプルー移住地(現ベラ・ヴィスタ)に入植後、サンパウロでフォルクスワーゲン社に入社。八二年から同州の首都ボア・ヴィスタで養鶏業を営み、同地日系人の世話役的な存在だったが、昨年末からサンパウロで療養生活を送っていた。
 葬儀は一日に行なわれ、ヴィラ・アルピーナ火葬場で荼毘に付された。初七日はパライゾ区のサンパウロ教会で七日午後三時から行なわれる。

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