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大凧揚げを見ませんか?=サンパウロ市チエテ環境公園で28日=凧のプレゼントも

ニッケイ新聞 2008年6月26日付け

 浜松の大凧がサンパウロの大空に舞う――。四百四十年以上の伝統をもつ静岡県浜松市の太凧揚げが二十八日、サンパウロ市のチエテ環境公園(ポ語名・Parque Ecologico do Tiete)で開催される。入場無料。移民百周年記念イベント。
 午前十時から開会式、午前十一時半と午後一時半から、それぞれ三十分ほど大凧が揚げられる。
 藤井取締役によれば、揚げられる大凧は、六帖凧一枚、三帖凧二枚、二帖凧二枚。移民百周年のロゴマークをデザインした凧もある。正午からは太鼓演奏ほか南中ソーラン、琉球国祭り太鼓など、各種アトラクションを予定する。
 凧揚げ部隊としてこのほど、日伯移民百周年記念事業浜松実行委員会(石井エツオ浜松ブラジル協会代表)のメンバーである、浜松まつり本部凧揚げ部員や市民有志が来伯、約二十人がサンパウロで大凧を揚げる。
 午後の大凧揚げ後、会場に来た子ども達に八千枚もの凧がプレゼントされる。閉会の午後四時まで自由に凧を揚げることができる。日本食を中心にしたバラッカも出店される。
 これに先立ち、リオ市のコパカバーナ海岸で二十四日、地域住民を交えて盛大に大凧揚げがおこなわれた。
 サンパウロの凧揚げは、センチュリートラベル旅行社(藤井豊晴代表取締役)主催、浜松市・浜松観光コンベンションビューロー、移民百周年記念協会の後援、連邦貯蓄銀行の特別協賛。
 案内のため二十四日来社した、移民百周年協会・凧揚げ小委員会の蛯原忠男委員長と藤井取締役は「五万人以上の来場を期待している。家族連れで楽しめるイベントです」と呼びかけている。
 会場住所は(Rodovia Ayrton Senna,Km17・リオ方面側)。当日午前八時から地下鉄タトゥアペ駅から会場まで無料バスが出る。会場から帰りのバスは午後五時まで。
 二十五日午後、サンパウロ市文協ビル貴賓室で、移民百周年協会に対し、大凧の贈呈式が開かれる。

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