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ニッケイ新聞 2008年7月5日付け

 巡回写真展の開会式であいさつした上原文協会長は「百年祭は日伯のメディアだけでなく、世界でも報道された。フランスではル・モンドなど二紙、英国のBBC、アルジャジーラでも。百周年は、ブラジルは五大陸からの異文化を平和のうちに受け入れる国であること示す機会だ。インテグラソン(統合)は、多文化への道だ。我々は、世界に模範を示している」と格調高く訴えた。それにしても、9・11テロで有名なアルカーイダなどの声明を独占的放送することで有名なアルジャジーラ放送局まで報道したのなら、ビン・ラディンも百周年を知ってる?
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 出場料が高い、との話が出ている太鼓協会。当初は出場者からも入場料を取るという噂もあったが、実際に会長らに確認したところ、出場料は昨年とほとんど変わらない値段で、出場者からは入場料を取らないということだった。とはいえ、地方からの参加者は、太鼓を運ぶために大型バスを借りたり、宿泊施設を考えたり、と費用の工面が大変なのも事実。協会側も資金づくりが大変だろうが、太鼓普及を名目にしているだけに、出場者側の負担軽減も考えていかなければなければならいだろう。

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