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日本文化週間=本場の神楽で観客魅了=広島から3団体が慶祝に

ニッケイ新聞 2008年7月8日付け

 アニェンビー国際会議場で先月十日間にわたり開催された「日本文化週間」で二十日午後、安芸高田神楽協議会(久保良雄代表)による神楽公演が行なわれ、約二千人の来場者を魅了した。
 同協議会は、県内有数の神楽三団体で混成。日本移民と県民移住百周年を記念して来伯した。
 神楽の地元で洗練された演技と美しい衣装には、会場から歓声が上がった。
 公演のクライマックスとなる「八岐大蛇」で八匹の大蛇が口から火を吹きながら舞台に登場すると、にわかカメラマンらも舞台前に陣取り、盛んにシャッターを切っていた。
 三演目の終了後は観客全員が立ち上がり、遠路はるばる百年祭に駆けつけた二十七名の神楽団に惜しみない拍手を送っていた。
 久保代表は、「日本と違う熱狂的な観客の反応に自分たちも大いに感動した。この機会に来ることが出来て心から喜んでいます」と笑顔で話した。

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