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06年パラグアイ訪問時に老移民から話をお聞きなる秋篠宮殿下
06年パラグアイ訪問時に老移民から話をお聞きなる秋篠宮殿下

外交120周年=秋篠宮ご夫妻10月来伯か=日本で報道、2週間もご滞在=皇室の全伯行脚に期待の声=大使館「依然、調整中」

 外交樹立120周年を迎えた今年、皇室来伯への期待が日系社会で高まる中、NHKはニュースや電子版(25日午前4時6分)で、「秋篠宮ご夫妻 この秋ブラジル公式訪問へ」との見出しで報道した。それによれば、同ご夫妻は全体で2週間の滞在でブラジル各地を訪問するという。

外交樹立120周年ロゴ

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 日伯修好通商航海条約が結ばれたのは1895年11月5日。両国にとって初めて対等条約が結ばれ、移民政策が始動するきっかけとなった。
 NHKによれば、秋篠宮・同妃両殿下のご来伯は「10月下旬から11月上旬」ごろで、調印日に合わせ開催されるであろう記念式典に出席される可能性が高い。
 両殿下にとって南米は昨年の公式訪問以来となる。昨年1~2月にペルーとの外交関係樹立140周年記念式典、アルゼンチンとの移住協定発効50周年記念式典などに臨席された。なお秋篠宮殿下は2006年、パラグアイ日本移民70周年にもご訪問されている。
 ブラジルは移民80周年の1988年以来。当時は礼宮(あやのみや)殿下として、移民の日に合わせた6月16~24日にサンパウロ市、リオ、ブラジリアほかパラナ州ローランジア、パラー州ベレンなどをご訪問した。生物学への高い関心から、アマゾナス州マナウス市にあるアマゾン自然科学博物館(現在、休館中)の開館式にも出席された。
 NHKによると日程は「全体で2週間前後となる見込み」。今回も各地を回って友好親善に尽くされると見られており、当地の日系社会からも期待の声が挙がっている。
 外交120周年と同時に日本人入植百周年となるパラナ州のパラナ日伯文化連合会(リーガ・アリアンサ)の折笠リカルド力己知会長は、「ご来伯となればぜひ足を運んでいただきたい。移住地を巡ることまでは難しいだろうが、ローランジアの移民史料館を訪れてほしい」と願った。
 またベレンの汎アマゾニア日伯協会・生田勇治会長は、「一世もまだ多く、一目でも見たいという気持ちが強い。周年行事も盛り上がるはず。二世も同じ思いだし、ブラジル社会にとっても強い影響力がある」と期待を寄せた。
 在ブラジル日本国大使館に確認したところ、広報の髙田行紀一等書記官は「大使館では承知していないこと」と返答。閣議決定を持って正式発表となるため、「どうしてこうした報道が出たのか」と困惑気味だった。「日本から連絡はなく詳細も未定」とし、訪問自体が「まだ調整中」としている。


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 日本のテレビ局「TBS」によると、秋篠宮ご夫妻は20日、東京・上野の国立科学博物館を訪れ、アマゾンに生息するナマケモノや巨大アナコンダの剥製など、およそ400点が展示されている「大アマゾン展」を鑑賞されたという。ナマズの殿下と通称されるだけあって、06年のパラグァアイ訪問時は市場で「巨大スルビン」(なまず)に関心を示されたという。そう考えると、北伯ご訪問は間違いなし?!
     ◎
 皇室のブラジル訪問は、サッカーW杯開催中の昨年6月以来。日本サッカー協会名誉総裁でもある高円宮妃久子さまが、日本―ギリシャ戦(北大河州ナタル)の試合を観戦された。2016年リオから20年東京へ五輪が引き継がれ、18年には移民110周年も迎える。毎年のように皇室来伯が実現する機会を迎えており、コロニアにはこの上ない喜びか。

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