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「日本人の心の歌」慈善ショー=来月、50曲を指名歌手うたう

ニッケイ新聞 2008年7月11日付け

 移民百周年に贈る「日本人の心の歌」チャリティ・ショーが、来る八月十七日午前十時から、文協大講堂で開催される。選ばれた思い出の名曲を名指しされた歌手が歌う。
 曲目は、本紙読者から寄せられたリクエスト曲のうち上位五十曲。ショーは「日本人の心の歌実行委員会」とニッケイ新聞社が共催。
 一昨年の二〇〇六年は〃昭和の歌姫〃美空ひばりのデビュー六十周年、去年は「ブラジル日本移民百周年前夜祭・日本人の心の歌~海を渡って大地に響く~」をテーマに開催され、好評を博した。
 読者が曲を選んだ理由にはさまざまある。『仰げば尊し』については「日本の従兄弟、妹達から学校の卒業式の立派な立派な写真が送られて来た。私はそれを見た時、私も歌って卒業したかったと思った」(密田絹子さん)、「昭和十三年十二月、航海中に子供心に聞いた歌『涙の渡り鳥』は、特に印象に残りました。今でもこの詞を聞けば、様々な思い出が浮かび、涙さえあふれ出ます」(福谷かすみさん)、『月夜の晩』、この歌は今亡き兄がベランダに椅子を持ってきて、ギターで弾いたのを思い出して、涙が出る想いです。といったメッセージが寄せられている。
 問い合わせは電話11・3208・3977。

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