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工芸展「自然の手」=森林美術館で14日から=オルト・フロレスタル

ニッケイ新聞 2008年7月12日付け

 百周年を記念した工芸展「自然の手(Mao da Natureza)」が十四日から二十七日まで、サンパウロ市オルト・フロレスタルの「森林美術館(Museu Florestal = Rua do Horto,931,Bairro Horto Florestal)」で開かれる。
 出品作家は、中谷哲昇、フランシス・J・マリエ、川上久子、生駒謙二郎、古賀政子、笹田道子、細井戸三枝、三橋延吉、泉修悟、中山貴子、小野隆、谷崎智子(敬称略)。
 同美術館には以前、約二十年南米唯一の漆学校があり、日本人が教えていたという。その後建物の老朽化が進んでいたが、現在修復が行なわれている。同館の二階で美術展が開かれるのは初めてのことだ。
 今回展示される作品は、陶芸、人形、漆、竹工、彫金、草木染め、タペサリアなど、自然の素材を使ったもの。同展キュレーターで、自身も出品する漆作家の中山貴子さんは、「自然の素材を使った高い技術があってこそ表現できるものを見てほしい」と来場を呼びかけた。
 開場時間は平日午前九時から正午、午後一時半から四時半(月・土曜休館)、日曜日は午前十時から午後三時半。
 問い合わせは同館(11・6321・8049)まで。

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