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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年7月15日付け

 この十日が「ピザの日」だったことを、どれだけの人が知っていただろうか。イタリア移民が持ち込んだこの料理は、ブラジル人の食生活になくてはならない。サンパウロ州ピザ協会統計によれば、サンパウロ州内で十万人が雇用される一大産業だ。フォーリャ・オンラインによれば、この記念日を祝って「移民のピザ」を出した店があったという。イタリア移民を顕彰してモッツァレーラチーズは定番だが、アラブ移民はゴマ、ポルトガル移民はタラ、スペイン移民はエビ、さて日本移民はなにか。答えはシメジ。確かにビザには相性がいい。お返しに、イタリア移民を顕彰してモッツァレーラ入り巻き寿司でも作る?
     ◎
 終戦の翌年に始まり、以来毎年行われ、今年第六十三回を数えた伝統の「アリアンサ野球大会」。第一から第三までのアリアンサ移住地の各チームに加え、ユバ農場チームの四チームで争われる。この五~六日に開催され、昨年に続いてユバチームが見事優勝した。前日四日晩にはリンスでユバ・バレエの公演を終えて深夜二時に帰り、ほぼ徹夜状態で望んだ大会だったが、三戦全勝。「かえって調子が上がった」との声も。

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