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ニッケイ新聞 2009年9月24日付け

 ブラジル靖国英霊奉祭会に参加した松柏学園の生徒2人が壇上で挨拶し、「じいちゃん、ばあちゃん、大きな夢を抱いてブラジルに来たのですね。言葉も文化も分からず、どれだけ苦労したことでしょう。今、幸せいっぱいで学校に行っていますよ。あなた達は私達の英雄です。永久に忘れません」と日ポ両語で語った。同学園の生徒16人は昨年、靖国神社を訪れた。発表者の1人は「ブラジルに伝えることが出来てうれしい」とほっとした表情。同年代の日本人ではありえないこと。同学園の教育の成果か。
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 ジャクチンガ植民地出身者の集いを呼びかける国井さんは、「7年前ぐらいに、昔住んでいたところを訪ねたんですよ。そしたら父が植えたマンガの樹が大木になっていて驚いた。それから数年して再訪したら、寿命なんでしょうね、もう枯れ始めていて本当に寂しく感じました」と振り返る。二世世代が集まる会合でも日本語で打ち合わせをするという。国井さんは「僕らはブラジル生まれなんだから、日本語を間違えても恥ずかしくない」と胸を張った。
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 「弁当はみんなに行き渡ってから食べましょう」。南米仏婦大会で昼食時に、司会者によってそう呼びかけられ、全伯から集まった約1千人のうちの9割以上が日系人とあって、お喋りしながらもきちんと待った。帰りには「バスが来るまで席について待ちましょう」との案内。縦列駐車できない会場前には数台ずつしか迎えのバスが来られない。バスが到着する度に、会場の一角がポツンと穴が空いたように人が減っていく。混乱もなく、行儀の良い大会となった。日系人のしつけのよさ、律儀さはまだまだ健在だ。

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