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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年7月25日付け

 天候にも恵まれ、無事終わった日本祭。当コラムで同テーマが三日続くが、コロニア最大の行事だけに御容赦願いたい。
 その要ともいえる郷土食は、(1)ヤキソバ、テンプラなど大衆迎合派(2)ほうとう、辛子蓮根など純日本追及派(3)日本のインスタント食をそのまま調理するだけの直輸入合理派の三つに分かれる。
 こう並べると、二・三世、一世、最近の自由渡航者というカテゴリーにそのまま当てはまることに気付いたが、特に何かを論じるつもりはない。
 気になるのは、例年に比べ会場が少々淋しく、非日系人が少なかったという事実だ。同祭への来場者数と日本ブームが共に描いてきた曲線が百周年をピークにそろそろ下降気味なのではないか。
 他オーリャ氏の指摘同様、マンネリ化は否めない。ブームにあぐらをかかず、新しい方向性を模索する時期にきているのはかも知れない。(剛)

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