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琉球舞踊も舞台彩る=来月、ショー「日本人の心の歌」

ニッケイ新聞 2008年7月26日付け

 【既報関連】八月十七日開催される、移民百周年記念に贈るチャリティショー「日本人の心の歌・唄で綴る激動の移民百年」(実行委員会、ニッケイ新聞社共催)の日本舞踊のテーマと参加者が正式に決まった。参加団体は次の通り。(敬称略)
 日本舞踊「津軽絶唱」輝千代会・吉住ちえみ、「お七」輝千代会・沢口千代美、「流舞・黒島節」と「琉舞・チバリヨー」城間和枝琉舞道場から新里マルシア、城間まりみ、高良みちえ、与儀明美、長浜シエイラ、上里朝見、「笑い福い」具志堅洋子琉舞道場から仲田なおみ、宮城あけみ。
 特別出演として「佐渡情話」(花柳流龍千多会・花柳流龍千多)、「狼」(丹下セツ子)。鮮やかに舞いを披露し、華を咲かせる。
 ニッケイ新聞社には未だに「思い出の歌の手紙」が寄せられている。「思い出せば、父親義夫が、澄み切った夜空と、かすかに見える白夜の広大な地平線をじっと見つめながら、庭先にすわり、静かに『荒城の月』『赤とんぼ』の唄を口ずさんでいたのを、今でもはっきりと覚えてます」(大杉マクシミナさん)。「戦時中は、『異国の丘』や『愛国進軍歌』などを唄って皆、愛国心に燃えていた。ブラジルの慣れない生活の中でも、懐かしい日本の歌が心を慰めてくれました」(小田月子さん)と過去を懐かしむ気持ち、故郷を思う気持ちが綴られている。

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