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サウーデすき焼き大好評=肉60キロ、3百食ほぼ完売

ニッケイ新聞 2008年8月7日付け

 サウーデ文化体育協会(桂川富男会長)主催の「第九回すき焼き祭り」が二日、サンパウロ市内の同文協会館で開かれ、終日大勢の人で賑わった。ピーク時の正午ごろには、二百人以上が駆けつけるなど、長い列ができた。
 会館内一杯に、テーブルとガスコンロが並び、チケットと引き換えに男性会員らがすき焼きの材料をたっぷり入れたトレーを各来場者に提供した。来場者それぞれが調理。鍋を囲む家族連れの姿も多くみられた。
 一人前で二十五レアル。三百食以上を用意し、そのほとんどを売り切った。タレは婦人部のお手製。牛肉は一人百五十グラムとボリュームもあった。ごはんの無料サービスほかにジュースが飲み放題。デザートのポンカンも好評だった。
 婦人部部員らが前日に買出した肉は計六十キログラム。調理場では、大きな肉の塊のほかに白菜やタマネギ、椎茸などを、忙しそうに切り分ける会員の姿が見られた。
 婦人部の児玉和代さん(会計担当)と薗部ゼナイデさん(渉外担当)は「今年も大勢の人に来ていただいた。十回目を迎える来年も盛大に行いたい」と笑顔。金盛巴婦人部部長は「真心込めてつくったすき焼きの味をみんなが気に入ってくれました」と話していた。
 昨年創立四十周年を迎えた同会では、この他、やきそば祭りやチャンポン祭りなども開催。これらの売上げは会の維持費にあてている。

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