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東京でブラジル映画祭=一世のドキュメンタリーも

ニッケイ新聞 2008年10月03日付け

 【共同】「ブラジル映画祭2008」が十日から四日間、東京都渋谷区の表参道ヒルズで開かれる。今年で四回目。日本人のブラジル移住百年を祝う「日本ブラジル交流年」の今年は、国際協力機構(JICA)が制作した日系1世のドキュメンタリー映像「子供たちの百年 ブラジルに渡った少年少女は、今!」を上映する。
 この映像は、一九三〇年代に移住した少年少女十人をブラジルに訪問しインタビュー。日本出発前に彼らが移住への期待や不安を書いた作文を中心に、移住後の映像を交えながらそれぞれの人生をたどる。
 そのほか、スラム街で生きる少年たちを描いた「シティ・オブ・ゴッド」で有名なパウロ・リンス脚本の「ミゲルとジョルジ」や、生誕百年を記念しサンバ界の巨匠カルトーラの生涯を描いたドキュメンタリー映画「カルトーラ~サンビスタの物語」など日本未公開の長編六作品を公開。ブラジルの人気俳優で監督のパウロ・ベッチのトークショーも開催される。

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