ホーム | 日系社会ニュース | 芭蕉翁献詠俳句に=ブラジルから4人入賞

芭蕉翁献詠俳句に=ブラジルから4人入賞

ニッケイ新聞 2008年10月04日付け

 俳人・松尾芭蕉を偲んで芭蕉翁顕彰会(森下達也会長)が実施する「芭蕉翁献詠俳句」の入賞作品が二日に発表された。 伊賀タウン情報「YOU」のサイトによれば、今年は一般、テーマ、児童生徒、英語俳句、連句の部門であわせ四万三千八百十九作品の応募があり、うち一般の部には日本はじめブラジル、アメリカからも多数応募。ブラジルからは四人が特選に選ばれた。
 特選作品は、芭蕉の命日にあたる十二日の芭蕉祭で選者の献詠俳句とともに披露、披講される。
 ブラジルからの特選句、作者は次の通り。(敬称略)
◎〈一般の部〉
【宇多喜代子選】
天瓜粉手足ばたばた地球打つ(東抱水)
【金子兜太選】
此処がいいここで生きねば移民の日(難波ふく江)
【倉田紘文選】
功罪もなく末席に移民祭(栢野桂山)
◎〈テーマの部〉(今年のテーマは「森」)
【片山由美子選】
アマゾンの森に轟く盆太鼓(山岡宏子)

image_print