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東西南北

ニッケイ新聞 2008年10月28日付け

 サンパウロ州フランカで二十四日午前、四六歳の男性が母親と妻、三人の子供に発砲。母親は死亡し、残る四人は病院に運ばれたが、脳死となった子供二人は、妻の同意で臓器摘出後埋葬。もう一人も重体だという。本人は自殺したが、たまたま不在で難を逃れた父親はショック状態。ストレス社会の上、銃が容易に手に入るブラジルの悲劇は多い。
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 二〇〇七年に二部リーグ(SerieB)降格となったサッカー・チームのコリンチアンスが、二十五日のセアラー戦に2対0で勝ち、一部(SerieA)復活を決めた。A、Bのグループの扱いでは格段の差があるというが、降格で泣き、一念発起したメンバーが二〇〇八年度の大躍進の立役者となっている。
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 サンパウロ州衛生局の監査で、食品管理や取扱者の衛生管理の問題を指摘された四六七店は、ピツァリア三一%。シュラスカリア一九%、パルテラリア一四%、パン屋一三%、スーパー一一%、レストラン八%など。着衣不適切、指輪や耳飾をしたまま調理、手や爪の汚れ、材料の保管状況などが問題で、注文前に店の衛生状態を確かめろとまで。
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 肥満と高血圧や糖尿病、心臓病の関連はよくいわれるが、肥満と発ガン率にも相関関係があるという。ブラジルではあまり警告されていないが、米国では周知の事実。
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 サンパウロ州サントアンドレの人質事件被害者のエロアーさん一家が住んでいたアパートに程近い投票所で、セアラー州在住のパロマさん(26)が姉のアレッサンドラさん(29)と対面。異父姉妹の姉を選挙人名簿で探し出し、投票所で待っていたというパロマさん。妹から事情を聞いた姉は感涙の初対面となった。

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