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ニッケイ新聞 2008年10月28日付け

 「ドロボウはこまっちゃう!」と題した防犯ソングが、この度ポルトガル語版「Atrapalhando o Ladrao」となって日本で流れると中日新聞が報じている。静岡県掛川市などブラジル人が多く住む地域で防犯意識を高めることが目的で、同県ブラジル人学校で子どもたちによる録音も先日行われたとか。ブラジルでも流したら良いのでは?
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 第三十六回ブラジル宮城県人会敬老祝賀会が、二十六日に同県人会館で行われた。敬老金制度が始まった当初の金額は、二万円。円高のおかげで受け取る金額がかなりの額になったこともあり、受給者の大半は、半分を県人会に寄付をしていたという。しかし、最近は予算削減で五千円程度。寄付はおろか、遠方からの交通費がまかなえないために、敬老祝賀会に出席できない人もいる状況だとか。
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 昨年十月、熊本県城南町の文化センター敷地内に建てられた上塚周平の銅像。このほど訪伯した、くまもと上塚周平顕彰会の一村信義会長によれば、この銅像は遠くブラジルがある南西方向を向いている。設置時に意図的にそうしたわけではなく、まったくの偶然だとか。「移民の父はブラジルのことをどこからでも想っている」と関係者もビックリ。

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