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サンパウロ市議選=小林ヴィットル氏が感謝=「日系社会支援続ける」

ニッケイ新聞 2008年11月5日付け

 「みなさんの協力に感謝」。小林パウロ連邦下議(故人)の子息で、先月のサンパウロ市議会議員選挙で初出馬ながら健闘、惜しくも落選したヴィットル氏(33、三世)=PSDB=が本紙を訪れ、支援者へ感謝を表した。
 選挙法改正でビラの配布やポスターが制限されたことにより、「新人には厳しく、知名度のあるベテランには有利な選挙だったが、コムニダーデの協力で一万四千四百票を集めることができた」と感謝する。「私の中心テーマは教育。長期的な取り組みをしたい」。
 加えて、「以前は日系のサンパウロ市議が四人いたが現在は三人、今回の選挙で二人に減った。日系社会のプレゼンスを落としてはいけない」と訴える。
 今後は文協の広報担当理事にも復職し、自身が代表を務めるインスチツート・パウロ・コバヤシの活動を通して、日系社会への協力を続けるという。今までは市内での支援が中心だったが、「今後はサンパウロ州全体の日系団体に広げる」との展望を語った。

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