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「早期発見が大事」=乳ガン予防キャンペーン=友好病院で30日

ニッケイ新聞 2008年11月25日付け

 日伯友好病院(別府オズワルド院長)は、三十日午前九時からパルケ・ノーボ・ムンド区の同産婦人科診療所(R.Soldado Clovis Rosa da Silva,77)で、三十歳以上の女性を対象に「乳ガン予防検査キャンペーン」を無料で行う。集まった三十人ごとに、乳ガンについての講演、検診を行う。午後四時まで受け付け。
 坂和三郎援協副会長と熊谷ケンジ医師、マーケティング主任のアドリアーナ・ストライさんが案内のため来社した。熊谷医師によれば、近年、女性の社会進出や喫煙、出生率の低下、薬の開発などにより以前に比べ子宮ガン患者は減少したが、逆に乳ガン患者が増加傾向にあるという。
 昨年の同キャンペーンには約三百人が訪れ、うち乳ガンが発見されたのは二人。「早期発見が大事です。早く見つかれば百パーセント良くなります。ぜひこの機会を利用して」と一行は呼びかけている。
 検診は、熊谷医師を含む四人の産婦人科専門医師と二十人の医師が対応する。発見された場合は、速やかに治療できる体制が整っている。
 病院の敷地内外に駐車場あり。また地下鉄タトゥアペ駅から市バスで約三十分、パルケ・ノーボ・ムンド前下車。問い合わせは、同病院受付(11・2633・2200/ミリアン)まで。

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