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州政府が道路を舗装=市も司祭館の改修協力

ニッケイ新聞 2008年11月28日付け

 屋根が崩れ落ちていた司祭館は立派に改修され、当日は写真展会場として使われた。州道路局の好意により突貫工事で、八十六万五千レアルをかけて二キロ半の舗装道路(RSS―359)が当日までに完成した。 記念ミサに合わせて、司祭館をプロミッソン市役所が改修、さらに教会付近の整備を行い、サンパウロ州政府に対して街道からの道路を舗装するように申請していた。
 教会前特設ステージでは、舗装路にした開所式が盛大に行われた。サンパウロ州交通局のシルビオ・アレイショ長官代理はニッケイ新聞の取材に対し、「これは日系コミュニティへの州政府からのプレゼントだ」と語った。
 ジェラウド・バルボーザ市長は「この聖堂を忘れてはいけない。しっかりと保存し、大事にしていきたい」との意気込みをのべた。
 ミサを執り仕切った司祭の一人、フレイ・アレシオ神父は本紙の取材に対し、「この教会は歴史的な建物。日本移民の苦難の歴史を忘れないよう、これを機にもっと頻繁に利用をしなければ」と語った。

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