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「日本文化の大切さ感じる」=宮崎カリタス修道女会=ミサの裏方に修道女あり=在伯40年のベテランも

ニッケイ新聞 2008年12月4日付け

 【既報関連】「♪アレルヤ、ゆたかな愛を~」と元気に日本語で歌う修道女三人は、十一月二十二日、プロミッソン市のクリスト・レイ教会に向かう巡礼バスに活気を吹き込む存在だった。二十三日の百周年記念ミサの本番でも賛美歌をリードして司教から賞賛されるなど、欠かせない裏方として強い存在感を見せていた。
 なかでも川上幸代さん(71、長崎県)は、宮崎カリタス修道女会の第一回(一九六七年)ブラジル宣教女五人中、現在まで唯一残っている〃草分け〃で在伯四十一年にもなる。
 「日本にいたらできなかったこと、自分でも感動するようなことが、ここではできた。自分の力は小さいが、人の役にたっていると骨の芯から思える」とこれまでの年月をしみじみ振り返る。
 第十回(七四年)の派遣の白沢康子さん(67、長野県)も、日系カトリックの象徴たる同教会で百周年ミサを行うことに対し、「非常に感慨深いです。日本にいたら日本文化の大切さをこれほど感じなかったと思う。外国にいるから、それを強く実感する。宣教にこられたことは大きな恵みだった」と語り、会創立者に感謝を捧げた。
 その他、第七回(七一年)の赤塚洋美さん(63、鹿児島県)ら八人が全伯に散らばって活動している。
 修道女は、総長に任命されて赴任するが、本人の希望でいつでも帰国でき、三年に一回は一時帰国できる制度があるという。今までに四十人近くが派遣され八人残っている。
 同会は、日伯司牧協会を手伝うと共に、救済会の「憩の園」運営を支援している。そのほか、サンパウロ市サンマテウス地区には四十年以上前から日本語学校兼幼稚園を独自に経営しており、十年前からコレジオに昇格させ、将来は高校部も作る予定で、活動を活発化させている。

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