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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年12月12日付け

 「ブラジルでまだ一般的でない日本料理で、何が受けるか」という話題になることがある。
 立ち食いうどんは失敗に終わったが、ラーメンは大成功、カレー屋もなかなかの賑わい。沖縄ソバはどうだろうー。
 これを二万人のブラジル人がいる浜松で考えた人がいる。「焼き鳥が受けるに違いない」。
 焼き鳥屋を営む店主が六人で百二十本を食べた客がいたことをきっかけに、対象をブラジル人にも向けた。リングイッサやパステルを置き、メニューもポルトガル語のものを用意、「不況の息抜きに」と話し、日伯交流にも期待する。
 サンパウロにも焼き鳥をメインにするレストランはあるが、大人気とまではいかない。だが、同店の首尾は上々のよう。
 店頭にブラジル国旗が揺れる同店。次回の帰国のさいには、是非訪れてみたいと思っている。 (剛)

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