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椎の実学園=生徒や同窓生も手伝って=作品展・バザーに5百人

ニッケイ新聞 2008年12月18日付け

 椎の実学園(落合磨園長)は十四日、第四十四回作品展と慈善バザーをサンパウロ市の同学園で開催し、関係者や地元住民など約五百人が足を運んだ。
 現在三歳から五十歳までの生徒百人が通うという同園。バザー当日は、生徒や同窓生ら計五十人が交代で働いていた。
 食堂では、落合京子教師ら自慢のうどんや寿司、ホットドック、手作りのどら焼き、ケーキなどを販売。各部屋ではバザーやビンゴが行われ、それぞれ賑わいを見せた。
 展示室には、百周年をテーマにした書道や絵、生花、だるまの張子など、生徒の作品が飾られ、父兄が生徒と一緒に記念撮影をする姿もあった。また、一九五二年に創立された同園の歩みが、写真や椎の実学園新聞などで紹介されていた。
 日本語と習字や生花、コーラスなど日本的な教育を行っている同園は、「ひとつの家族のよう」と落合園長は形容する。現在、四代目の生徒が四人もいるそうだ。当日も、会場はアットホームな雰囲気が溢れていた。

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