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松柏・大志万=訪日使節団が25日出発=沖縄から北海道まで訪問

ニッケイ新聞 2008年12月18日付け

 十四歳前後の生徒十四人からなる、松柏学園・大志万学院合同の第十七回訪日使節団が、二十五日に約五十日間の旅に出発する。性格形成期に日本を訪れることで人としての視野を広げ、文化や民族に関する深い理解を促進するのが目的。また忘れられない経験を友人と共にすることで協調の精神や父母への感謝などの気持ちも自然に生まれるという。
 十五日に来社した団長の玉城けんじビットルさんは「日本文化をもっと深く知りたい」、鈴川哲実マルキさんも「日本語をもっと上手に話せるようになりたい」、副団長の坂口藤井千奈さんは「奈良、京都で日本の歴史を肌で感じてきたい」などと抱負を語った。
 引率教師二人のうちの一人、斉藤上田永美先生は「初めて両親のもとを離れて生活するので、子供達の成長が楽しみです」と目を細めた。
 一行は日本到着後すぐに沖縄へ飛び、ひめゆりの塔、玉泉洞などの本島観光をした後、石垣島などを見て東京へ。元旦は明治神宮の歳旦祭に参加し、二日は皇居一般参賀、靖国神社正式参拝をする。その後、日本武道館での席書大会に参加。
 さらに千葉県君津市立小櫃中学校・小学校へ訪問し、ホームステイする。玉川学園を訪問し、三重県の伊勢神宮参拝、奈良、京都観光をする。鳥取ではスキー、広島では江田島史料館(旧海軍兵学校)見学、北海道へ飛び、網走小学校を訪問し、札幌雪祭りを見て二月九日に帰伯する予定。

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