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外国人学校に貸与計画=浜松市=旧庁舎使い、総合支援へ

ニッケイ新聞 2009年1月15日付け

 【静岡新聞】静岡県浜松市が旧雄踏町役場(同市西区)の庁舎を改修し、同市南区卸本町の南米系外国人学校「ムンド・デ・アレグリア」に貸し出す計画を進めていることが十二日までに分かった。建物二階を学校、一階は外国人向けの日本語教育施設とし、総合的な在住外国人の支援につなげる構え。公共施設の外国人学校への活用は、全国的にも注目されそうだ。
 庁舎は鉄筋コンクリート二階建てで延べ床面積は二千五百二十六平方メートル。地元住民の理解を得た上で来年度の当初予算に耐震工事費などを計上する方針で、隣接する市営グラウンドも利用できる見込みだ。
 外国人学校は校舎の確保に苦労するケースが多く、空き事務所を借りるムンド校も年間の賃貸料約三百万円が負担となっていた。市が賃貸料を抑えることで、事実上の財政支援となる。
 ムンド校は〇四年に南米系では全国で初めて各種学校の認可を受けた。五―一八歳のブラジル人、ペルー人約百人が母国語中心の授業を受けているが、校舎の床面積は約六百六十平方メートルと手狭な上、体育では公民館や公園を使用している。
 松本雅美校長は「支援が本当なら大変うれしい。移転すれば子どもの教育環境が改善される。地域を第一に考え、貢献できるようにしたい」と述べ、雄踏地域協議会の加茂廉平会長は「外国人が多く住む国際都市としても支援は必要。住民と相談しながら考えをまとめたい」と話した。

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