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大分総会=母県との交流を盛んに=喜寿、米寿の表彰も

ニッケイ新聞 2009年2月20日付け

 ブラジル大分県人会(矢野敬崇会長)は〇九年度定期総会を十五日午前十時から、宮城県人会館で開いた。
 昨年八月に亡くなった牧政治県人会顧問を始め、先没者に一分間の冥福を捧げ、矢野会長の司会のもと、議事が進行された。
 昨年度の事業報告では、九州ブロックでの活動のほか、百周年や周年行事を行った他県人会への参加などが報告された。〇八年度会計報告で収入六万八千九十二レアルに対し、支出六万二千四百八十九レが承認された。五千六百三レが来年に繰り越された。
 来年度の事業計画では、愛知、和歌山、滋賀各県人会と合同で行う「屋台祭り」(四月)、「日本祭り」(七月)、ピクニック(九月)などを行うことが確認された。来年の予算案は六万五千六百十四レアル。
 広瀬勝貞県知事から、喜寿・米寿を迎えた県人へ表彰状、記念品が贈られた。
 続いて行われた新年会では、昨年研修で母県を訪れた与座スザナ、四条アルヴァロ、栗原フェルナンドさんらが報告を行った。
 与座さんの父オタヴィオさんは、県人会関係者らに感謝の言葉を述べ、「娘が一回り成長したと思う」と挨拶した。
 矢野会長は、現在県で移住家族会に代わる国際交流協会が立ち上げられていることを報告、「若い世代を活動に呼び込み、研修制度を継続できれば」と母県との繋がりを強調した。
 表彰された高齢者は以下の通り。喜寿=柿坂公正、福本真澄、福本美智子、梶原正子、米寿=原本久之、利光国忠、山元平冶、工藤嘉平、三宅喜代江、郷トメ子、石見ツネコ、岩尾淑子。

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