東西南北

ニッケイ新聞　２００９年３月４日付け

　南大河州ラジェアード市で六日、アパートの駐車場に入り込み、車用のラジオを盗もうとした二七歳の青年が、車の中で眠ってしまい、そのまま捕まった。車の持ち主は隣人の知らせで車中の犯人を発見したというが、盗みの前歴もある青年は、クラッキ使用で三日間寝てなかったために眠魔に勝てずに犯行中に寝込んでしまった珍事。これで二週間前に出てきたばかりの監獄に逆戻り。
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　サンパウロ州のガソリンスタンドで行なわれた抜き打ち検査によれば、週末のガソリンはアルコールや溶解剤の混入率が平日より高いという。週末は監査が緩くなるためで、金曜日夜～月曜日朝の給油は避けた方が無難ということに。週末に出かける場合は、平日に給油しておいた方がエンジントラブルに悩まされなくて済むかも。
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　サンパウロ州内では三日から、大サンパウロ市圏内を除く、複数の市をまたぐバス路線の料金が値上げされた。バス・ターミナルから発着する路線は九・〇七％、複数の市をまたぐがターミナルを発着点とはしない路線は九・一三％の値上げで、インフレ率の七・八五％を上回るのは、経営・維持費の調整分を含むためとの説明。
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　サンパウロ市セー広場で二日にもたれた、行方不明の息子や娘を持つ親達の組織「ブラジル失踪児童探索・保護協会（ＡＢＣＤ）」、通称「マインス・ダ・セー」の集会にあわせ、大聖堂正面を照らす照明がピンクに変わった。八日の国際婦人デー顕彰の意味もあるが、〇八年にサンパウロ市で行方不明となった人の数は一五〇〇人とも。同会の行方不明者登録は全国規模で行われているが、活動内容の詳細や行方不明者の写真は、www.maesdase.org.brに掲載されている。