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東西南北

 ブラジル国民が恐れ続けていたコロナウイルスの患者発生が26日に公表された。しかも、サンパウロ市在住者ということで、同市市民にとって大きな心配の種もできた。カーニバルのパレード前に発表されていたら、もっと大きなパニックが起きていたと思われるが、それは避けられた。患者がアニェンビのサンボードロモに行った、などの情報も今のところないのも救いか。ただ、サンパウロ市では来月初頭に、サンパウロ市最大の集客を誇るイベント、ロックフェスのロラパルーザが行われる予定だ。それまでに約5週間。被害が拡大すれば、延べ20万人を集める、市にとっても大きな同フェスの中止も考えられるが、どうなるか?
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 今年のサンパウロ市カーニバルのデスフィーレはアギア・デ・オウロが優勝。2位に昨年の覇者のマンシャ・ヴェルデ、3位に強豪モシダーデ・アレグレが続く、という結果となったが、スペシャルグループ(SP)後に行われた2部ではヴァイヴァイが優勝を飾った。サンパウロ市カーニバル最多の優勝15回を誇るおなじみの強豪にとり、今年は屈辱の年だったであろうが、無事1年でSPグループに復帰。来年はSPの優勝争いに加わり、盛り上げてほしい。
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 カーニバルではリオでもサンパウロ市でも散々な批判のされようだったボルソナロ大統領が、その矢先にまた、騒動を起こしている。それは3月15日に行われる予定だという、「反連邦議会、反最高裁のデモ」を呼びかけるビデオを拡散したためだ。これに各界から「民主主義に反する」として猛烈な反発が起こりはじめている。今後、要注目の動きになりそうだ。

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