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東西南北

ニッケイ新聞 2009年3月28日付け

 流れ星? それとも―アマゾナス州の第二テーラ・ノヴァ地区で二十六日未明、米国の航空会社所有貨物機のエンジン部品が火に包まれながら落ちて来るという事件。坂の上の家を直撃後、八〇メートルの坂を転がり落ち、坂下の家の前で車と家に寄りかかった形で止まったもので、破片や部品そのもので、二二軒、二台の車に被害が出た。奇跡的にケガ人はゼロだが、事故機の方もコロンビアの飛行場に無事到着した。来伯中の英国首相にルーラ大統領は「金融危機は青い目の白人が引き起した」と珍発言したが、欧米に起因する事故の被害は日常茶飯事?
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 サンパウロ州内陸部の町で、友人がくれた飴を舐めた一一~一五歳の生徒一七人が、頭痛や腹痛などに襲われ、病院に運ばれた。入院した生徒もおり、カンピーナス大学に、飴と患者の尿、血液の検査を依頼し、原因を解明中だ。包装紙はドイツ語で書かれているが、お土産で沢山もらったからと言われて受取った飴に、誰が、いつ、何を混入したのか。周りが信用できなくなるような社会にはなって欲しくないのだが…。
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 二十七日は「サーカスの日」だったが、サンパウロ州リメイラ市では、二十九日までサーカス・フェスティバル開催中で、五代目のサーカス団員という夫妻など、多才な顔ぶれが集まっている。大きなテント四つが張られ、手品や曲芸などで楽しませてくれる他、子供向けの体験コーナーも。
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 オバマ米大統領とルーラ大統領が共に、金融危機は底を打ったと発言したというのに、フォード社が国内三工場で希望退職を募ると発表。生産実態に合った人数に調整のためというが、青信号はまだ遠い?

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