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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年3月28日付け

 自閉症児教育専門家、三枝たか子JICAボランティアが来伯してから二年弱、生活療法を行ってきた自閉症学級PIPAの生徒らはすくすくと成長した。今では一輪車に乗れる子もいる。
 「子どもたちが、できないものができるようになったときの喜びがやめられない。とっても快感なんです」と話す三枝さんにとって、自閉症児の教育は生き甲斐なのだ。
 未だ原因不明、治療法も確立されておらず敬遠されがちな病気だが、指導次第で「自立した集団生活」の明るい未来が望めることは、三枝さんの活動とともに多くの人に知って欲しい。
 だが、この療法指導者は世界的に皆無に等しく、七月の三枝さんの帰国後は「インターネットで第二教員のような形で関わっていく」というが何とも心もとない。後継者育成に力を入れて、PIPAの活動が続くように応援したい。 (親)

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