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「新幹線」を海外に=JR東海が新組織設置

ニッケイ新聞 2009年3月31日付け

 【共同】JR東海は二十七日、新幹線技術を海外に輸出するための「海外高速鉄道プロジェクトC&C事業室」を今年夏に設置すると発表した。新幹線技術の輸出先として想定されるのは、米国、ブラジルなど。JR東海は将来的にはリニア技術の輸出も視野に入れる。
 松本正之社長は都内で会見し、「海外では環境優位性から、高速鉄道への関心が高く、まずは、東海道新幹線で培った技術を活用する。日本でリニア技術の実績を積めば、将来リニア(の輸出)もありうる」と語った。
 一方、JR東日本も同日、四月に「海外鉄道事業推進室」を設置すると発表。切符販売やダイヤづくりなどを含めた総合的な鉄道事業のコンサルティングに取り組むが、新幹線技術の輸出も念頭にあるという。

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