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滋賀県=ブラジル人の子ども救え=フットサル仲間らが募金

ニッケイ新聞 2009年4月4日付け

 【共同】ブラジル人の子どもを学校に通わせたい―。日本フットボールリーグ(JFL)のMIO(ミーオ)びわこ草津(滋賀県草津市)が三日、同県愛荘町のブラジル人学校「サンタナ学園」に、ホームゲームで集めた募金約四万五千円を寄付した。派遣切りなどで職を失い、学費にも困るブラジル人の窮状を見て、県内の「フットサル仲間」が中心になって呼び掛けた。
 MIOは十一月までのリーグ戦ホームゲームで、募金を続けるという。
 この日、MIO所属のブラジル国籍のアラン選手(20)ら四人が同校を訪問。寄付金やタオルを受け取った中田ケンコ校長(52)は「本当にうれしい。ここがなくなれば、子どもたちの居場所がなくなってしまう」と感謝した。
 ことし二月から募金活動を進め、MIOにも協力を求めた県フットサル連盟の香月芳晴会長(59)は「十年以上もブラジル人とフットサルをやってきた。放っておけなかった」と話している。

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