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バスを背に記念撮影する関係者
バスを背に記念撮影する関係者

カタンドゥーヴァ市=APAEに草の根協力=障害者用通学バスを整備

 在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)は先月18日、サンパウロ州カタンドゥーヴァ市の「障害者を支える親と友の会」(APAE)に対し、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」によるマイクロバス供与式を同会体育館で行った。
 同総領事館の佐野浩明首席領事、同市APAEのジョゼ・ペレス会長、ブラジルAPAE連盟理事長のマルコ・アウレリオ・ウビアリ連邦下議、同市日伯文化体育協会のオルガ・ヤマモト会長などが出席。
 佐野首席領事は「取り組みや支援に敬意を表する。本件協力により、日伯の友情の絆がより一層深まる機会になれば」などと祝辞を述べた。
 ペレス会長は「昇降機能により、生徒たちが安全で快適に通学することが可能となる。我が団体が50周年を迎える記念すべき年に夢が実現した」と喜び、ウビアリ連邦下議も謝意を示した。
 1964年に設立された同市APAEは、知的・複合障害のある約350人の生徒が在籍。生徒らは老朽化したバンで通学していたが、車椅子の昇降機がなく安全が確保できないほか、職員等への負担が大きいなど多くの問題を抱えていた。今回の草の根協力により24万14・47レアルが供与され、椅子昇降機及び固定装置付き通学用バスが整備された。

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