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ニッケイ新聞 2009年4月7日付け

 今年のパウリスタ・スポーツ賞野球部門を受賞した仲尾次オスカル正樹さんが日本で頑張っているようだ。今年四月から白鴎大学(栃木県)に留学した仲尾次さんは、五日に行なわれた関甲学生野球春季一部リーグで対山梨学院大学戦に初先発。栃木の下野新聞によれば、七回まで一失点に抑える好投でチームの勝利に貢献した。現在十八歳。今後の健闘に期待。
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 先日編集部に手作りの梅酒、梅干、柿酢が届けられた。なんと、現在百歳のカンピーナス在住の後藤留吉さんが作ったというから驚きだ。後藤さんといえば、自叙伝「雑草の如く生きて」でも知られているが、百年の経験を持つ人が作ったものだと思ったら味わい深さも増すというもの。ご丁寧に梅干の作り方まで添付してくれた。塩が控えめなところが長寿の秘訣!?
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 サンパウロ市リベルダーデで稚児行列が行われた花祭りの最終日四日、広場の真中に特別に設置された花御堂の前には、甘茶かけをする人で行列ができた。しかし、祭りの意味を知っているか聞くと、「知らないけど、これを(甘茶かけ)をすると幸せになれるんでしょ?」と三十代の日系人夫婦。仏連がマンガ付きのパンフレットで広報していたが、何割の人が意味を知っていたのだろうか。

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