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百年史編纂委員会=日系団体の実態調査中=調査用紙返送呼びかけ

ニッケイ新聞 2009年4月16日付け

 世代交代が進む日系団体の実態を浮き彫りに―。日本語版ブラジル日本移民百年史編纂委員会(森幸一委員長)では、全伯の三百五十日系団体に調査用紙を送付して、日系団体実態調査を実施している。
 すでに九十団体から戻ってきているが、森幸一委員長は一団体でも多くの返送を期待し、「お答えいただける範囲でかまいませんので、調査用紙回収にご協力をお願いいたします」と広く呼びかけている。
 この調査は日系団体の活動実態を調査するもので、会議での使用言語が日語かポ語か、どんな組織になっているのか(青年部や婦人部、カラオケ部などの有無)、世代構成、どんなイベントが行われているか、地域の日系家族数、主な産業などの質問項目がある。
 それらを分析することで、百一年目を迎えたコロニアの実態、活動状況の変遷を把握できる。八月には結果報告し、日系社会に調査内容を還元する予定だ。
 このアンケート用紙(日ポ両語)は二月中ごろに郵送され、三月末までを当面の締め切りとしていたが、回収期間を延ばしている。

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